辞書
辞書
Kotlinには、辞書という機能が用意されています。たとえば、国語の点数を管理する場合、「国語」という文字列をキー(key)にして値(value)に「点数」を入力すると国語の点数が管理できます。このようにキーに対応した値を格納、参照するのが辞書です。
・辞書ではキー(key)と値(value)をセットで格納する
辞書は、mutableMapOfで宣言するミュータブル(可変)と、mapOfで宣言するイミュータブル(不変)があります。イミュータブルのほうがより高速に動作しますので、あとで変更する予定がない場合は、イミュータブルとしてください。「辞書の書式も配列と同じようになりますが、「キー」と「値」を「to」で1つのセットにして格納します。複数の「キー to 値」を格納する場合は、それぞれを「,(カンマ)」で区切ります。
ミュータブル(可変)な配列の辞書
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val 変数名 = mutableMapOf("キー" to "値", "キー" to "値".......,"キー" to "値") |
イミュータブル(不変)な配列の辞書
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val 変数名 = mapOf("キー" to "値", "キー" to "値".......,"キー" to "値") |
以下にそれぞれの要素を出力させるためのコマンドを示します。
map全体を表示
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println(変数名) |
mapの要素を表示
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println(キー名) |
mapの要素を変更
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変数名[キー名] = 値 |
ここまでの説明を全て取り込んだ利用例は以下の通りです。
辞書の利用例
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fun main() { var map1 = mutableMapOf("国語" to "100点", "数学" to "90点", "英語" to "80点") println(map1) println(map1["国語"]) println(map1["数学"]) map1["英語"] = "90点" println(map1) } |