整数と浮動小数点数の変換
整数と浮動小数点数の変換
ここまでさまざまな数値型を見てきて、整数と浮動小数点数の四則演算などの計算はどうなるのだろうと思った人もいるのではないでしょうか。Kotlinでは整数と浮動小数点数の計算では、自動で変換してくれるため型の違いを意識する必要がありません。
たとえば、次の例は整数と浮動小数点数を足し算するものです。
型が異なる値同士の計算
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var v1:Int = 3 var v2:Double = 0.1415 var pi = v1 + v2 fun main(){ println(pi) } |
次の例では、「3.14159」の浮動小数点数の値を整数に変換したことで、小数部分が切り捨てられ「3」になって格納されることになります。
型が範囲を超える値は切り捨てられる
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var v1:Int = 3 var v2:Double = 0.1415 var pi = v1 + v2 var piInt = pi.toInt() fun main(){ println(pi) println(piInt) } |