文字列と変数の組み合わせ
文字列と変数の組み合わせ
変数、定数の説明をしたところで、これらを文字列と組み合わせてコードを記述する方法について解説していきましょう。
たとえば、“魚が1匹います”という文字列の匹数を2匹に変更しようとした場合、次のような書き方を思いつくかもしれません。
| 1 2 3 | // 変数 var str = "魚が1匹います" str = "魚が2匹います" | 
この書き方で、実際に変更はできるのですが、匹数以外の部分も毎回一緒に変更するのは、書き間違えのもとになります。また、長いコードになってくると、どの部分が変更されたのか一目ではわかりにくくなります。
そこでKotlinでは、文字列の中の値を一部変更するための書き方が用意されています。次の、各食べ物の個数が記述されている文字列を例にして説明します。
| 1 | println("りんごを1個、みかんを2個、きゅうりを3本、魚を4匹買いました") | 
この文字列の個数の部分が変化するプログラムを考えます。たとえば、「りんごを2個、みかんを5個、きゅうりをc本、魚を1匹買いました」と、「a」「b」「c」「d」が変化するプログラムに変更する場合、数値の変数を文字列に変換、連結することで次のように改造することができます。
・個数の書き変え例
| 1 2 3 4 5 6 7 | var a = 1    // りんごの数  var b = 2    // みかんの数 var c = 3    // きゅうりの数  var d = 4    //魚の数 // 文字列が設定される    println("りんごを${a}個、みかんを${b}個、きゅうりを${c}本、魚を${d}匹買いました") | 
